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鬼平隊 ~一人一人のドラマ~ 超


1  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/04/07 02:33
前スレが終わりそうなので建てました

[このスレの禁止事項]
・他のサイトの文章をコピー(攻略情報、歌詞などその他全て禁止)
・荒らし(意味不明な文字、同じ文字の大量使用、無意味な大量の改行など)
・荒らし文章のコピー、過去の書き込みを無意味に大量にコピーする行為
・わいせつな文章およびわいせつなアスキーアート
・他人に対する攻撃・誹謗中傷や自殺、死ねなどの暴力的な表現
・他のユーザーを煽る(あおる)ような書き込み
・無駄スレやスレの乱立などと言ってスレ主を叩く行為

こらそこコピペとか言わない(パクリ)

7  名前:フゥ ID:PFDHGGBB  2017/04/07 03:11
RION「さてと………それでは今から、新入りの子、白髪ルナちゃんの紹介を始めたいと思います」

ワーーワーーワーーワーーワーー

ルナ「えぇっと……し…白髪ルナです……よろしくお願いします……」

ワーーワーーワーーワーーワーー

RION「実はね、もう一人新入りがいるんだよね、どうぞ!!」

ジェットニャン「皆さんこんにちは」

ルナ「!?」ドクンッ

ジェットニャン「僕は鬼兵隊に入隊し皆さんの足を引っ張らないように頑張ります!」

ルナ「あ……あぁ……いや…」

神威「ルナちゃん?どうした?」

ルナ「いや……」

神威「……まさか!?」

ジェットニャン「…………」チラッ

ジェットニャン『またあったね、ルナちゃん』キィィィン

神威「チィッ!ルナちゃん!俺の後ろに隠れろ!」

ルナ「いやぁ……いやぁ……」ハッハッ

神威「(過呼吸になってる………やはり、あいつが……)」

神威「クリーパー!」

クリーパー「呼んだ?」プシュ

神威「ルナちゃんを連れて、食堂から出てくれ」

クリーパー「別にいいけど、なんで?」

神威「後で話す、だから今は急いでくれ」

クリーパー「んーなんかわからないけど、いいよ。行こうかルナちゃん」プシュ

ルナ「はぁ……はぁ……」

RION「あれ?そういえばルナちゃんは?」

神威「具合が悪いからクリーパーと一緒に別室に行ったよ」

RION「そっか、大丈夫かな?」

神威「……分からない……」

ジェットニャン「あれ?さっきの子は?」

RION「あ〜ルナちゃんね、具合が悪いから別室に行ったらしいよ」

ジェットニャン「そっか、残念」

神威「(こいつが、暗殺者を……俺の………友達を……)」ギリギリ

ジェットニャン「………残念」




8  名前:フゥ ID:PFDHGGBB  2017/04/07 03:20

クリーパー「何があったの?ルナちゃん」

ルナ「……実は…」カクカクシカジカ

クリーパー「なるほどね…。暗殺者が……」

ルナ「どうしよう……。私、彼に……うっ」グスグスッ

クリーパー「大丈夫、僕らが守るから…」

ルナ「ありがとう……ございます…うっ」グスグスッ

夜桜「誰?」シュタッ

クリーパー「あ、こんにちは夜桜」

夜桜「クリーパー君か、その子は?」

クリーパー「新しく入った子だよ、名前はルナ」

夜桜「ルナ……いい名前ね、ところでなんでその子泣いてるの?」

クリーパー「説明すると……」カクカクシカジカ

夜桜「ふ〜ん、なるほどね」

夜桜「…………ルナちゃん、そこの押入れの中に隠れてて」

ルナ「え……あ、はい」ゴソゴソ

クリーパー「どうした?」

夜桜「来る………」

エメラルニャン「ニャーー!!」

夜桜「やっぱり!くらいなさい!」ズバッ キィン

エメラルニャン「ニャーニャー!」ピカピカ

夜桜「効いてない!?なんで硬さ……」

クリーパー「跳べっ!夜桜!」

夜桜「はいっ!」バッ

クリーパー「TNTセット!イン!」ドォォォン

エメラルニャン「ニャーー!」ドォォォン

夜桜「やったの……?」

クリーパー「いや!まだだ!」バッ

エメラルニャン「ニャーー!エメラルドメリケン!」バキィ

夜桜「きゃああ!」

クリーパー「夜桜!!」

クリーパー「ちくしょう!こいつ……強い!」

エメラルニャン「ニャーー!」ダダダダッ

クリーパー「グハァ!!」

エメラルニャン「ニャハハハハ!!」ゲラゲラ

クリーパー「やべぇ……超強えぇ……」

エメラルニャン「ニャハハハハ!!」ゲラゲラ

クリーパー「負担が大きいから使いたくなかったが……」シュッ ガシッ

エメラルニャン「ニャ!?」ジタバタ

クリーパー「離さねえよ!くらいやがれ!!自爆!」

エメラルニャン「ニャーー!ニャーー!」ズドオオオオオン


9  名前:フゥ ID:PFDHGGBB  2017/04/07 03:27


クリーパー「グフッ……体が……」ボロボロ

エメラルニャン「ニャハハハハ!!」

クリーパー「なっ!まだ生きているのか……?」

エメラルニャン「ニャハハハ……」バタッ

クリーパー「……びっくりさせんなよ………」ガクッ

夜桜「ク……クリーパー………」ボロボロ

クリーパー「良かった……夜桜……人を呼んでくれ…」

夜桜「残念ながら………私も…動けない……」

クリーパー「そうだ………ルナちゃん……」チラッ

ジェットニャン「やあ、こんにちは先輩方」

ルナ「………」フラフラ

クリーパー「なっ!?」

ジェットニャン「少し眠っててもらいますね」ボシュウ

夜桜「うっ……」




RION「何!?神威!その話本当か!?」

神威「ああ……さっきジェットニャンはトイレに行ったよな、だから多分………」

RION「なんで教えなかった!」

神威「しょうがないだろ!」

RION「くそっ!監視カメラ!」ガチャ

RION「手遅れかぁぁぁ!!!」

神威「もう少し早く言ってればぁ!!!」

RION「どうする!?どうすんだよ!この状況!クリーパーも夜桜も……!」

神威「まず、皆に言ってくる!」

RION「それはいいけど、どうしよーー!」

マグロ「探す必要はないぜ」ガチャ

神威「マ、マグロ!?」

マグロ「よっ!俺はなルナちゃんのお尻を触った時にな、発信機をつけといたんだよ」スチャ

RION「流石変態魚人!」

マグロ「少しイラつくが今は良しとしよう」


10  名前:フゥ ID:PFDHGGBB  2017/04/07 03:42


神威「よし!じゃあ場所を教えろ!」

マグロ「待て……今盗撮してたところ見てるから」

オロフミ「強制成仏!」ジュワァァ

マグロ「ギャアアアア!!!カメラがぁ!!」

RION「早くしろ!手遅れになる!!」

マグロ「えぇっと……ここか!」スチャ

神威「どこだ!?」

RION「俺氏城の近くの洞窟か!」

マグロ「早く行こう!これに乗れ!」

RION「なんだそれ!?」

マグロ「鉄魚類号だ!ヘリにもなるし車にもなるし船にもなる優れモノだ!」ブルルルッ

神威「よっしゃあいくぞ!」バッ

マグロ「待って!俺乗せて!」



ジェットニャン「やあ…起きたかい?」

ルナ「……!いやぁ!いやぁ!」ガバッ

ジェットニャン「ハハッ!ハハハ!いいよ!その君の顔ゾクゾクするよ!ハハハ!」

クリーパー「(早く助けに来い!RION!!)」

夜桜「ゲホゲホ……うぅ」

ジェットニャン「ん……?あぁ、夜桜先輩は風邪でしたっけ。うつったら嫌だから………『殺しますね』」スチャ

クリーパー「!? やめろぉぉ!!」ダッ

ジェットニャン「邪魔だよ!どけ!!」バキィ

クリーパー「ぐぅっ!夜桜!!」

ジェットニャン「死ね」バッ

ガキィィィィィィィィン

ジェットニャン「………? 誰だ」

****「…………お前に名乗る程ではない」ガキンッ

ジェットニャン「フッ」キィン

****「大丈夫か?皆」

クリーパー「ギ……ギラエ」

ギラエ「助けに来てやったぜ?」

ギラエ「さてと…俺の城近く、しかも俺の仲間を傷つけようなんて……」

ギラエ「……絶対、許さねぇぞ!!」ボォォン

ジェットニャン「!? (なんだこの力!?)」

ジェットニャン「ククク………ハハハ……そうだ!僕をもっと楽しませろ!」バッ

ギラエ「遅い!」バキィ

ジェットニャン「なっ!?」

ギラエ「遅い!遅い!遅い!」バキィ バキィ バキィ

ジェットニャン「ガハッ!予想以上だ!こんなに強いなんて!」ズザァァ

ギラエ「当たり前だ!仲間を傷つけられて怒らない奴なんかいるか!」ボォォン

ジェットニャン「チィ!」ガシッ

ルナ「いやぁ!」ガシッ

クリーパー「!?」

ジェットニャン「こいつがどうなってもいいのか!?」スチャ

クリーパー「やめろ!」

ギラエ「………卑怯者め………」スタッ

ジェットニャン「ハッ!馬鹿め!!」バキィ

ギラエ「グッ!!」ズザァァァァ

ジェットニャン「仲間の事を思い過ぎだ!馬鹿野郎!仲間なんてなぁ、足手まといでしかねぇんだよ!」ダダダダッ

ギラエ「グハァァッ!」ボロボロ

ジェットニャン「ハッハッハ……そうだよ、この感覚だ!楽しいなぁ!?人を傷つけるのは!」バキィ

ギラエ「ガハッ」ズザァァァァ

クリーパー「やめろぉぉ!!」バッ

ジェットニャン「うるせぇ!」バキィ

クリーパー「うわぁぁ!!」ズザァァ

ジェットニャン「…………なんか冷めたわ………もういいや、みんな死んじゃえ」スチャ

バーーン!

キィィィィン!

ズバァッ!

ズバァッ!

ジェットニャン「なっ!………何が…起き………」バタッ

×××「終了……」

+++「よし、これで鬼兵隊に貸しができたね」

×××「フッ……まぁな、もう行くぞ」

+++「待って、どうする?この子は」

×××「時期に助けが来るだろう。放っておけ」

+++「おっけ」

ルナ「だ……だれ……?」

×××「………とある騎士だ」

+++「後でわかるさ」

ルナ「うっ……………」ガクッ





11  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/04/07 22:19


RION「居た!ルナ!夜桜!クリーパー!あとなんでギラエ!?」

ギラエ「いてててて………あのさ、俺氏城の近くで銃声が聞こえたからさ……」

RION「そうなのか……ありがとう、ルナ!大丈夫か!?」

ルナ「…………」Zzz

RION「寝てるのか………死んでなくてよかった…」

マグロ「んんww寝てるとはwwwいじり放題でwwござるなぁwwww」

オロフミ「強制成仏!!!」ボォォ!

マグロ「なんかいつもより威力高っ!?」ズドオオオオオン

神威「良かった……無事で、お前が死んでしまったら。あいつに示しがつかないからな」

ルナ「ん………」Zzz

クリーパー「夜桜……大丈夫か…?」ガシッ

夜桜「か…かろうじて…ね……」

RION「おい、俺の近くでイチャイチャすんのやめてもらえる?」

神威「同感」

ギラエ「いてて……で、どうすんだ?」

RION「え?どうすんだって帰るんだよ。俺らのアジトへ」

ギラエ「なんかここ最終回ぽいけど違うからな、言っとくがあのヘリ飛んでるぞ」

マグロ「え?」

ジェットニャン「はぁはぁ……くそっ!貴様らにいつか地獄を見せてやる……覚えておけー!」ブルルルッ

マグロ「俺の鉄魚類号君ーー!!!うわぁぁぁ!!!自爆スイッチ」ポチッ

ボガーーーーン!

ジェットニャン「キサマーーー!!!!!」ヒュウウウ

マグロ「ざまぁww」

ギラエ「…………で、どうする」

マグロ「徒歩?」

神威「おいおい、怪我人が多すぎだろ」

ギラエ「俺氏城は今人が多くて部屋は開けられない……すまん」

ギラエ「………そうだな、あるふぁ騎士団のところ行くか?今は誰もいないし、十分ものなどは揃ってるだろう」

RION「そうだな、あるふぁ騎士団のところ行くか」スタスタ

神威「よっこらせ」オンブしている

ルナ「………」Zzz

マグロ「そこ代われ」

オロフミ「えーーい」

マグロ「ウォォ!?急に乗ってくんな馬鹿野郎!」オンブしている

クリーパー「歩くのか……」オンブしている

夜桜「うぅん………」Zzz

ギラエ「ひとりぼっち感……」

RION「…………」

ギラエ「おんぶしないぞ?」

RION「…………」スタスタ

ギラエ「…………」スタスタ


12  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/04/07 22:24
ジェットニャン「うわあぁぁぁぁ!」ドスーーン

ジェットニャン「いてててて………腰が…」

÷÷÷÷「………誰だい?」ザッ

ジェットニャン「ああ?僕は鬼兵隊の新入りさ……さっきまでね」

÷÷÷÷「鬼兵隊?あの忌々しいRIONがいるところか?」

ジェットニャン「忌々しい……?」

÷÷÷÷「俺はなずっとあいつのそばにいたがもう限界だ。俺は、あいつと対立することにしたんだ。」

÷÷÷÷「で、その計画を練っていたところにお前が降ってきたんだ」

ジェットニャン「いいのか?僕はお前に協力するとは限らないんだぞ?」

÷÷÷÷「いや、君は違うね。俺にはわかる、君は僕と同じだ……そうこの『シリウス』とな」バサッ

ジェットニャン「シリウス……?聞いたことないな……」

シリウス「無理もないさ……手柄は全部RIONのところだからね。」

ジェットニャン「ふぅ〜ん。なんか面白そうだから、僕も入れてよ」

シリウス「やっぱり君も僕と同じなんだね!いいよ、君と僕は『オトモダチ』だよ」

ジェットニャン「あぁ……よろしくね、シリウス」



13  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/04/07 22:40

ルナ「………ここは?」ムクッ

+++「目覚めた?」グツグツ

ルナ「あ……あなたは?さっきの……」

+++「やあ、俺の名はフゥ、この騎士団の副管理人を任されている。もう、潰れたんだけどね」

ルナ「なんで……潰れたんですか?」

+++「リーダーが急ぎの用事でね、まぁ別に俺はいいけどさ。はいおかゆ」コトッ

ルナ「ありがとうございます………」

フゥ「熱いから気をつけなよ」

ルナ「はい……ふぅ……ふぅ……」

フゥ「呼んだ?」

ルナ「え、いや…別に………」

フゥ「あ、そう」スッ

ルナ「他の皆さんは………どうなったんですか……?」

フゥ「他の皆はさっき寝たばっかだよ、知らぬ間に疲れていたのかもね」

マグロ「ルナちゃ〜ん」バッ

ルナ「マグロさん?」

マグロ「ルナちゃん!大丈夫?」

ルナ「一応……大丈夫です」

フゥ「おいおい、マグロ〜ルナちゃんになんかするなよ」

マグロ「うっせぇ、何様だてめぇ!」

フゥ「…………」ニヤッ

ルナ「!?」ゾワッ

マグロ「なんだよ……気持ち悪い」

フゥ「いや、ごめんな、ルナちゃんもマグロも」

ルナ「いえ……お構いなく……」

マグロ「それで、ルナちゃん後で僕の部屋おいで〜」

ルナ「えっ……」

フゥ「黙れ、変態魚人」

マグロ「あ?うっせぇ。ねー!ルナちゃん!こんな中二病野郎より俺の方がいいもんねー!」

ルナ「……………すいません」

マグロ「」

フゥ「マグロ、ルナちゃんはあんなことがあったんだ。しっかり休ませてやってくれ」

マグロ「………わかったよ……」ガチャ

フゥ「………行ったか」サワサワッ

ルナ「!? 何してるんですか?!?」///

フゥ「ごめんよ」バキィ

ルナ「それは……?」

フゥ「やっぱり……マグロは発信機と盗撮機つけてたか……」ハァ

ルナ「マグロさんが……?」

フゥ「ああ、そうだ……たく…」

ルナ「………(マグロさんのおかげでみんなが助けに来れた…)」

フゥ「さてと、ルナちゃん………君にはこれから言うことをちゃんと聞いてほしい」

ルナ「な……なんですか?」

フゥ「君はこれから、崖っぷちに立つことになる。鬼平隊がピンチになって君が鬼平隊を助けなければならない」

ルナ「え……?」

フゥ「ごめんごめん……言い方がおかしかったね。とにかく、君は強くならなきゃいけない」

ルナ「………はい…」

フゥ「大丈夫、僕が一通り暗殺技術を教えてあげるから。例えば、『投げナイフ術』とかね」ビュッ ストン

ルナ「!? (この人…先生と)」

フゥ「今日中に教えれることは教えてあげるよ、あと相談事なら何時でも力になるしね」ニコッ

ルナ「は……はい。ありがとうございます」

フゥ「じゃあ、教えてあげるから、このナイフ持ってみて」

ルナ「は…はい!」

フゥ「さあ、頑張ろう!ルナちゃん!………いや『○○○○○』」ボソッ


14  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/04/08 02:07
次の日……


ルナ「ん……ふわぁ…」

ルナ「あ……布団…(気づかないうちに寝てたんだ、フゥさんが掛けてくれたのかな)」チラッ

マグロ「グフ……」チーーン

ルナ「っ! きゃあああああ!」

RION「どうした!?」ガチャ

神威「何があった!?」ガチャ

オロフミ「大丈夫!?」ガチャ

クリーパー「誰の悲鳴!?」ガチャ

夜桜「ルナちゃん!?」ガチャ

ギラエ「うるせぇぇ!!」ガチャ

ルナ「はぁはぁ……なんで、マグロさんが…?」

フゥ「あ、おはよう」バチバチ

ルナ「雷……?」

フゥ「おっと」スウッ

フゥ「いや〜やっぱり、マグロは夜中襲ってきたよ」

マグロ「ガハ………」

フゥ「俺が守ったけどね」ニコッ

ルナ「そうなんですか……」

RION「またマグロかーー!」

オロフミ「何やってるのーー!」

神威「はあ……」

フゥ「ところで、今日鬼兵隊に帰るんだよね?」

RION「まぁな、世話になったな」

フゥ「いや〜久しぶりに皆に会えて嬉しかったよ」

ギラエ「そうか………」

フゥ「よし、じゃあ魔力も溜まったことだし、みんなをワープさせるね」ギュウウン

RION「ありがとな、フゥ」

フゥ「どういたしまして、あと……ルナちゃん。これを」サッ

ルナ「何ですか…?これ」

フゥ「御守りだよ、これは君のことを邪悪な気から守ってくれる……『本来の力を取り戻してくれる』……物さ」

ルナ「えっ?」

フゥ「まぁ、御守りだから持ってて損はないよ。じゃあね皆」

クリーパー「バイバーイ」ギュウウン

RION「ありがとうなーー!」ギュウウン

ギラエ「世話になった」ギュウウン

神威「ルナちゃんのこと、ありがとうな」ギュウウン

マグロ「………この野郎」ギュウウン

オロフミ「ありがとねーー!」ギュウウン

夜桜「お世話になりました」ギュウウン

ルナ「…………ありがとうございました」ギュウウン

フゥ「…………さてと、後片付け、後片付け!」


15  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/04/08 02:15

RION「ただいまーー!」

ルナ「ただいま…」

そーま「RION〜」

RION「なんだい?」

そーま「RION達が出かけてる間にプールを作ったんだ」

RION「お前…冬なのにプールって……」

そーま「もちろん…温室だよなぁ!?」ガシッ

RION「でかした」ガシッ

そーま「もう皆入ってるからね〜」

RION「おう、サンキューな。よし!行くぞお前らー!」

マグロ「俺の本気が見せれる……。MIZUGIはぁはぁ」

着替え中はバッサリカット

ルナ「えっと……準備されてたの、ビキニしかなかった…」

マグロ「」ブハァ

ロゼッタ「ルナちゃん、一緒に泳ぎましょう」

マグロ「」ブハァ

夜桜「クリーパー!きてー!」

マグロ「」ブハァ

秋ニャン「なんで僕は、スク水なんだよ!」

マグロ「」ブハァ

オロフミ「マグロー!しんじぇえーー!」

マグロ「」グハァ

RION「神威……どうする」

神威「何がだ?」

RION「ジェットニャンの事だ……あいつはまだ生きている」

神威「…………別にいいだろう」

RION「なんでだ!あの時だって、ギラエやフゥがいなかったら危なかったんだぞ!」

神威「RION……お前は、この鬼兵隊のリーダーだ。リーダーが焦ってどうする」

RION「………すまない」

神威「いいってことさ、あんなことが急にあったからな」

RION「神威……お前は俺よりよっぽど大人だな……」

神威「いや……俺もまだまだ子供だ」

RION「お前がか?」

神威「ああ、なぜなら……俺もお前と同じ、みんながいなかったら、ルナちゃん達を守れなかった」

RION「…………なるほどな」

神威「さてと、俺らも泳ぐか」バシャァ

RION「…そうだな!」バシャァ

□□□□「そうやっていられるのも、今のうちだよ」シュン


16  名前:ロゼッタ@メイ ID:KEMHMMJM  2017/04/15 21:53
「母さま!」

「なあに?」

屋敷のスノウの部屋。
そこで少し成長したフロスは、スノウに一冊のノートを渡す。
それは見かけはボロボロではあるが、中の文字は掠れずに鮮明に残されている。
どうやら、地下の保存部屋から持ち出してきたようだ。

「このノートに書いてあることも、鬼兵隊のことを記したことなんですよね?ずっと、ずっと前に話してくれたあの戦争の後の鬼兵隊の話、それより前のこと、私知りたいです!」

目を輝かせながら、フロスはそう言う。
あの話をしてから10年近く経っているというのに、まだこの娘は覚えていたのか。
その点に驚きつつも、スノウはフロスに手渡されたノートを開く。

そのノートに残された記録。
そして、その記録を体験した者たちの記憶。

スノウは、その話を愛娘にすることにした。


17  名前:ロゼッタ@メイ ID:KEMHMMJM  2017/04/15 21:55

序章

時計塔の歯車も、時計の針の音も、今日も問題なく動き続ける。

カチ、カチ、と一分ごとに鳴る音が、
ゴーン、ゴーン、と一時間ごとに鳴る鐘が、今日もまた少女の耳に伝わる。

この時計塔には、地下に人間が暮らせる空間がある。
その地下の空間で、少女は、ルナは目を覚ました。

白い髪に赤い瞳という、アルビノの少女。

その彼女は、ぽつりと呟いた。


「嗚呼、また繰り返してしまうのか」

と。

18  名前:ロゼッタ@メイ ID:JMMJMMJM  2017/04/15 22:15
この時計塔の聳え立つこの国――葉紋国。
広い広い土地を持ち、昼夜問わず賑わう国。

その国の中でも特に賑わいを見せる城下町には、とあるチームがある。
何百年も前に、遠くの国であった戦があった。
その戦で、活躍した男が率いた隊。
その隊の名を借りたチーム、鬼兵隊。
その鬼兵隊の大きな本拠地のエントランスホールに少女はいた。

「すみません、この前申請をしたルナです。書類を提出しに来ました」

大きな声でルナは叫ぶ。
すると奥の部屋から「はいはーい!」と声がし、少ししてルナより少し小さな少女がやってきた。
その少女はルナから書類を受けとると、静かにその書類に目を通す。

「んーと、記入が必要なところは皆書いてあるね。うん、オッケーだ。今日から君も、鬼兵隊の一員だ。私はロゼッタ。宜しくね、ルナ」

ロゼッタと名乗った黒い髪を二つ結びにした少女は、ルナに微笑み手を差し出す。

「…はい」

ルナはその手を取り、ロゼッタと握手を交わした。
ロゼッタにはうつむいた彼女の顔は見えなかったが、その彼女の表情は少し暗いものだった。

19  名前:ロゼッタ@メイ ID:JGDMMNJM  2017/06/25 01:07
~ここまでリメイク作~
~ここから新作~

20  名前:ロゼッタ@メイ ID:JGDMMNJM  2017/06/25 01:10
1つの小さな世界があった。
神さえもその世界を見放し、酷く荒廃し過疎化が進んだその世界に、1つの町がある。

その町はかつては大勢の人が集まり、賑わっていたこの世界で一番大きな町だった。

しかし今は建物は廃れ、草木すらも生えない静かな町。

その町には、ある1つの建物があった。
その建物は鬼兵隊、と呼ばれる大昔、活躍した兵隊の名を借りた少年少女のグループの本拠地。
リーダーは容姿を兵隊を率いた男と同じものにセッティングし、大きな邸を新たに作るほどには栄えていた。

しかしその屋敷も今では蜘蛛の巣が張り、埃を被る現状。

その建物に、一人の男がやってきた。


その男はローブを着、フードを被っているためセッティングされた容姿は確認できないが、彼はレイピアを持っていた。

男は本拠地に入る。歩く度に埃を被った床に足跡ができ、足音が響く。

そして、男は第二図書室と札が下げられた大部屋にたどり着いた。

その部屋は、とある少年が鬼兵隊の者たちの人生を綴った本が集まる部屋。
男は、1つの本を手に取った。

21  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/25 01:13

美音「………」スッ

マグロ「…………誰だ」ガシッ

美音「…………? 私ですよ、美音ですけど?」

マグロ「………いいや、お前………違うだろ」

美音「違うって…?やだなぁ、マグロさん酷いです」

マグロ「確かにてめぇは美音だが……何かが違う」

美音「? 何時も頭おかしい方だと思いましたが、ついに狂ってしまいましたか………RIONさーーん」

RION「ん?何美音」

美音「マグロさんがおかしいこと言ってるんですよ……聞いてください」

RION「ほうほう……マグロ、幾ら何でも酷いぞどっからどう見ても見音じゃないか」

マグロ「RION……がっかりしたぜ、そんなんだから裏切り者が出てしまうんだよ」バーン パリィン

ロゼッタ「え!何?銃声!?」

神威「マグロ!またなにかしたか!?」

美音「? 何をしたいんですか……あーあ、ガラス割れちゃった」

RION「おい、マグロ……」

マグロ「…………」サッ

RION「?」

マグロ「これを見ても同じこと言えるか?」チャッ

マグロが見せたものは、ガラスの破片……しかし反射して写っていたのは、美音ではなく黒色の液体の塊が美音の形をしていたのだ!

美音「なっ!!」ベドォ

マグロ「やっぱりな……残念だったな、変態は変態でも『仲間思いな変態』なんだよ」

マグロ「人一倍女は見てるからな、変装なんて丸見えなんだよ」カチャ バーンバーンバーン

美音「うぎゃあああああ!!」 バンバンバン

RION「な……何が起きた………」

マグロ「RION……わかったか、鬼兵隊の中には曲者がいる!」

RION「そ…そんな!?」

マグロ「そこのお前らもな!」バーンバーン

レーマリ?「うぎゃあああああ!!」ベチョ

けっけ?「うぎゃあああああ!!」ベチョ

マグロ「後は……チッ、逃げられたか……」

RION「俺が気付かいないうちに…クソ!誰だこんなことをしたのは!」

マグロ「どっちにしろ、俺たちをよく思ってない奴らだろうな」

マグロ「例えば、ジェットニャンとか……その辺だろう」

RION「くそっ!てことは、本物の見音達はどこに!」

マグロ「わからねぇ……だが、よーーく思い出してみろ」

RION「ま、まさか」

マグロ「そう!俺は女の子に発信機をつけてるんだよ!ちなみにルナちゃんにもまだ………あれ!?」チャッ

ルナ「あ…えっと……フゥさんが……」

マグロ「あの野郎!後で殺す!」


22  名前:└(՞ةڼ◔)」 ID:IFMHFKNK  2017/06/25 19:07
ロゼッタはSSというよりラノベに近いかな
フゥは紛れもなくSS

てか小説とラノベとSSの定義ってなんだろ

23  名前:ゆきにゃん ID:ELIKDIOI  2017/06/27 00:20
マグロとかRIONとか懐かしすぎて泣きそう
あ、受験頑張ります

24  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/27 01:42

マグロ「攫われたメンバーは特定したか?」

RION「あぁ、美音がいないから時間がかかったが大丈夫だ。今から攫われたメンバーを言う」

RION「けっけ.レーマリ.美音.ハルル.桜夜.神龍だ」

ルナ「そ……そんなに……」

マグロ「女は2人だな、よし、大丈夫だ発信機が付いている」

マグロ「じゃあバランスよく3つの班に別れよう」

オロフミ「なんで?」

マグロ「さらわれたのは三人……それに俺の発信機を見る限り、二人づつ捕まってるみたいだ」

RION「なるほど……」

マグロ「だから、力がうまく三分割するように分けるぞ……だが、全員は来れない」

RION「アジトを守らなきゃいけないからな…」

マグロ「そうなんだ、いつ相手がせめて来るかわからない、それで俺が考えたんだが…………

赤チーム
・マグロ
・ルナ
・夜桜
・オロフミ
・ロゼッタ
・秋ニャン
青チーム
・ケータ
・神威
・ギラエ
緑チーム
・RION
・フゥ
・クリーパー

でどうだ?」

RION「…………」

神威「女ばっかりじゃねぇかぁぁ!!」バキィ

マグロ「グハァァ!!!」

RION「それにまたフゥに世話をかけるわけにはいかないし、これは鬼平隊の問題だしな」

神威「RIONが考えてくれ」

RION「ああ………


赤チーム
・RION
・クリーパー
・夜桜
・ルナ
青チーム
・神威
・オロフミ
・マグロ
・ロゼッタ
緑チーム
・ギラエ
・ケータ
・秋ニャン
・うさぬこ

でいいと思うんだ」

神威「流石だ」

RION「ありがとう、それでマグロの発信機を見る限り、拉致されている場所は遺跡.砂漠.森林だそうだ」

秋ニャン「だったら、赤は遺跡で青は砂漠で緑は森林でいいんじゃないの?」

RION「安直だがそれでいいな、それじゃあみんな……無事で帰ってきてくれ」

おう!!


25  名前:ロゼッタ@メイ ID:KEDMMNJM  2017/06/27 01:54





第一章 RION編








26  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/27 01:55

青チーム


神威「はぁ……暑いな……」ゼェゼェ

ロゼッタ「そう?私は全然」

神威「え?オロフミは?」

オロフミ「全然」

神威「そんな……マグロは魚人だから……干からびてるよな」チラッ

マグロ「ん?何が?」

神威「おかしいだろぉぉ!!なんで俺以外!?」

マグロ「いや……魚人だから水を出して、水の膜を作ってるだけだけど……」

ロゼッタ「マグロから出した水は不愉快だけど、これで暑さをしのげるなら……」

オロフミ「私も〜」

マグロ「なんかボロクソ言われてるけど、女の子には優しくしろって親に言われたんだよ」ブシャァァ

オロフミ「あーー涼しい〜」

神威「俺には!?ねぇ!俺には!?」

マグロ「はいはい」ブシャァァ

神威「ちょい!色がおかしい!ロゼッタとオロフミには透き通ってるのになんで俺には緑色なの!?」

マグロ「え?」チラッ

マグロ「は!?なんで緑色なの!?」

££££「僕のせいだよ」

神威「は?お前は………けっけ!?」

黒けっけ「少し違うね……僕はけっけの中に潜む黒心、シリウス様の力によって解き放たれた、もう1人のけっけ」

マグロ「シリウス!?」

神威「待て…マグロ、あいつの話が本当ならシリウスも黒心が……」

黒けっけ「ご名答、僕達人間の心には白心.赤心.青心……たくさんあるんだ」

黒けっけ「ちなみに白心は正義感.赤心は熱血漢.青心は礼儀感……なんだよ」

黒けっけ「そして、シリウス様の能力は……いや、黒シリウス様の能力は、人の心に眠る力を目覚めさせるんだ」

マグロ「それでお前は…」

黒けっけ「さっきも言った通り、けっけに住む黒心……まあ安心して、黒心が解き放たれただけだからちゃんとしたけっけはいるよ」

黒けっけ「だけど…心が全部あってこそ人だから、今のけっけには僕がいない……イコール、抜け殻状態」

神威「なんだと!?」

黒けっけ「少し話しすぎたけど…まぁ、君らを倒せば済むことか」ガチャ

神威「…大体、こういうのは偽物倒せば済むもんよ、さぁやってやる」

マグロ「上等だ……魚人の力見せてやる」ブシャァァ




27  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/27 01:57
ロゼッタのと被るっていうね
見にくくなってすまん

28  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/27 02:04


黒けっけ「闇の炎に抱かれてk」ブシャァァ

マグロ「水」ブシャァァ

黒けっけ「へぇ〜便利だね」ボォォ

マグロ「水!水!水!」ブシャァァ

黒けっけ「………困ったな、これじゃあ攻撃のしようがないよ……ハハハ」チラッ

オロフミ「言霊よ……我が左腕に力を……強制成仏準備完了!」バチチチチィ

黒けっけ「闇の炎に抱かれてすたーばーすとすとりーむ!」チュードーン

オロフミ「えっ!?なんか混ざってるけど、炎は苦手だって!」バッ

黒けっけ「爆破!」グッ ボーン

オロフミ「きゃあああ!!」

マグロ「水膜!」ギュウウウン

オロフミ「た……助かった……」ギュウウウン

黒けっけ「闇の炎に抱かれて消えろ!!」ボォォ

ロゼッタ「!? 危ない!」スバァ

黒けっけ「なに……?その鎌……死神の鎌だな?」

ロゼッタ「(なんで知ってるの!?)」

神威「フォトンエッジ!」ヒュパァン!

黒けっけ「チッ!右手が!」バシュ

マグロ「小・水爆!」キィィィィィィィン

黒けっけ「!? 放射能か!?」キィィィィィィィン

マグロ「水膜!」ギュウウウン

ロゼッタ「隙あり!魂刈りコンボ!」ズバッ ズバッ ズバッ

オロフミ「強制成仏!」バチチチチィ

黒けっけ「ガハッ!左手も……!クソッ!」グルッ シュタッ

オロフミ「逃げられないわ!いや!逃がさない!言霊よ我が足に力よ………」ヒュンッ

黒けっけ「な!?速い!」ベキィ

オロフミ「たぁぁぁ!」バキィ

黒けっけ「カハッ!」ヒュー ドォォン


29  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/27 02:21
神威「クリムゾンスマッシュゥゥゥゥ!!」ズドォォォォ

黒けっけ「な!?身動きか……クソ!」ブンブン

マグロ「水流滝登り蹴り!」ズバァン

神威「くらぇぇぇぇ!普通の拳!」バキィ

黒けっけ「こ……こんなはずでは……シリウス…様」シユゥゥゥ

神威「はぁはぁ……」

マグロ「ん?あれは……けっけ!」タッタッタ

けっけ「…………」シユゥゥゥ

けっけ「あ、あれ?ここは……」

オロフミ「けっけ、あのね」

けっけ「そ……そんなことが………!?オロフミ!危ない!」バッ

ズズズズズズズ

オロフミ「!? きゃあああああ!!」ズズズズズズズ

ロゼッタ「オロフミ!」

マグロ「オロフミ!うおおおおお!!」ガシッ ブンッ

オロフミ「マグロ!」ズザァァァ

マグロ「チッ!流砂か!?小賢しい!」ブシャァァ

マグロ「水固め!」ブシャァァ

マグロ「はぁはぁ………どうにか、流砂に飲まれなかったが、水分が…」チラッ

オロフミ「見て!オアシスよ!」

マグロ「!? うぉっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」ダッダッダッ

神威「足速っ」

マグロ「水!水!ゴクゴク」プハァァ

マグロ「ゲフッ……満タンだぜ……ん?」

マグロ「ぐはぁ!!」ズボッ

神威「マグロ!」

マグロ「誰だ!?」スイッスイッ

黒美音「…………」ニヤッ スイッスイッ

マグロ「お前か!美音!」スイッスイッ

黒美音「…………」シャキィィン

マグロ「刀!?クソッ!」スイーッ

黒星夢「!?」スカッ

マグロ「残念だったな!魚人の俺に水中戦を挑むなんて!」バシャバシャ

黒星夢「…………」ザバッ

マグロ「待ちやがれ!」バシャバシャ

ゴチーーーン

マグロ「な!氷!?」ヒリヒリ

神威「マグロ!!」

オロフミ「危ない!神威!」ガシッ

黒美音「……………チッ」ブンッ スカッ

ロゼッタ「美音……?いや、黒心か……」

黒美音「……………」コキコキ

神威「やる気か!」バッ

オロフミ「神威!横!」

神威「!?」ガキン

ジェットニャン「流石だね……神威先輩」スゥゥゥゥ

神威「お前は………ジェットニャン!」ビキィッ

ジェットニャン「さて、いくら鬼兵隊、三大大将の一人でも……僕と黒美音の二人掛かりではきついかもよ?」ケラケラ

オロフミ「ハッ!」バキィ

ジェットニャン「!? チッ」ギィン

オロフミ「私達もいるわよ!」ザッ

ロゼッタ「………」キッ

ジェットニャン「……黒美音、こいつらを頼む……俺は神威と戦う」カチャ

神威「望むところだ…!」シャキィィン

黒星夢「…………」ザッ

オロフミ「来なさい!」

ロゼッタ「来ないなら……こっちから行くわよ」 バッ


30  名前:ロゼッタ@メイ ID:IMDMMNJM  2017/06/27 02:30
RION編 第1話
「ゲムト国の二人の少年」


男が一冊の本を手に取る。
この世界は、仮想の世界。
現実と違う姿に姿を変え、声を変え。
性別をも変える者もいれば、種族を変える者もいる。
その世界のみの過去を作り出したりすることも可能だ。
この本に綴られている彼らの人生は、無論こちらの世界での人生だ。
ほとんどの者がこの世界を去った今、この本に書かれた物語が進展することは永遠にない。

その更新が停止された本を、男は開いた。







「パパ!!ママ!!」

紫色の髪の、五歳くらいの少年が目の前で冷たくなった両親を目の前にして泣き叫んでいた。
彼の両親の頭や胸には小さく穴が開き、そこから止まることなく血が流れる。

突如、少年に拳銃が突きつけられた。

少年の背後には軍服の男。

どうやら、彼の両親はこの男に殺されたようだ。

「少年。お前は、少し遠い未来恐ろしいことをしでかす。
そのしでかしは世界も滅ばしかねんもの。
世界のため、ここでお前の両親と共に死んでもらうぞ」

冷たい声で淡々と男は告げた。
今にもトリガーが引かれ、少年の頭にも穴が開こうとしていたそのとき。

「やめろぉっ!」

今度は、女性の声が聞こえた。
直後聞こえた銃声は、自分ではなく背後の男に穴を開けた。

「大丈夫か?怪我はないか!?」

「…うん。でも、パパとママが……」

ショートカットの女性は少年の背後に倒れる男女が彼の両親だと悟り、少年と共に手を合わせその場を離れた。

「…戦争が盛んに行われるこの国じゃ、君も安心して暮すことはできないだろう。戦うにしても、君はまだ幼すぎる。
私のところに来ないか?君と同じような子達がいるし、何より戦うのに必要なことは大体は教えることができるよ」

「…うん。僕、いく。よろしく、お姉さん」

「ノーンノン。私のことは、"夜桜さん"って呼んでよ!」

「…じゃあ、よろしく。夜桜さん」

「オッケー!さあ、敵兵がこっち来ないうちにいこう!」

少年は夜桜と名乗る女性に手を引かれ、生まれ育った地を去った。

31  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/27 22:54

現在青チーム
神威vsジェットニャン
オロフミ ロゼッタvs黒星夢

その頃緑チームは‥…


秋ニャン「はぁ……虫ばっかでやだな〜」

うさぬこ「ぬるぬん!守ってあげるよ!」

ケータ「じめじめしてる‥…気持ち悪……」

ギラエ「俺、なんでこのチームなんだよ…」

カサカサ!

ギラエ「!? 誰だ!」ビュッ!

ザクッ

黒桜夜「」ピクピク

ギラエ「……あっけなさすぎんだけど」

ケータ「あ、レーマリさん」

レーマリ「逃げろ!ギラエー!」ダッダッダッ

ギラエ「 何があった!?」

ケータ「あ、桜夜さんをおんぶしてる」

レーマリ「はぁはぁ……俺は……ギリギリ黒心を出される前に逃げれた……」

レーマリ「それは……桜夜の黒心か……」

シユゥゥゥ

桜夜「ん……」パチッ

レーマリ「良かった……じゃなくて!今すぐ逃げろ!あいつがくる!」

ケータ「あいつ……?」

レーマリ「そうだ!RIONの心友『シリウス』が!」ザクッ

レーマリ「ガッ!」バタッ

ギラエ「レーマリ!」バッ

シリウス?「あーあ……ダメだよ、バラしちゃったら……」フラフラ

ギラエ「お前は、シリウスの黒心か?」

シリウス?「あーうん、まぁね」フラフラ

ギラエ「ならば、お前を倒せば……本物のシリウスも……」

黒シリウス「ハハハ……僕がオリジナルの僕を、そこらへんに置いてると思う?」ニヤッ

ギラエ「……チッ」

黒シリウス「そう、オリジナルの僕は今、僕の研究所にいる」

黒シリウス「この僕が死んでも、何度もオリジナルの僕が、生き返すように洗脳してね!」

ギラエ「………!」

黒シリウス「ハハハ……絶望で言葉も出ないか……」

ギラエ「ならば…お前を何度も殺すのみ!」バッ

ギラエ「秋ニャン!桜夜達を連れて、研究所を探してくれ!」

秋ニャン「わかった!ケータ、場所わかる?」

ケータ「今、妖怪の力借りるから!いけっ!」

妖怪達「ゲゲゲーー!」

ケータ「研究所を探してくれ!烏天狗、俺らを乗せてくれ!」

烏天狗「カカー!」バサッ バサッ

ケータ「ギラエ……どうか無事で」タッ

ギラエ「おう……任せろ」シャキィィン

黒シリウス「いいね〜友情ってやつ?笑えるーー!」ゲラゲラ



32  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/27 23:03


赤チーム……

RION「これで終わりか?」ギュウウウン

クリーパー「すげぇ!RION一発で!」

黒神龍「くそ……どこでそんな力……」シユゥゥゥ

黒ハルル「騎士団でつけた力が……こんな簡単に……」シユゥゥゥ

RION「この遺跡にいるとなぜか鬼の力が強くなるんだよな〜」バキバキ

夜桜「クリーパー!地下へ通じる階段見つけたよ!」

クリーパー「でかした!行こう!」

ルナ「(何故だろう……妙な胸騒ぎがする……)」ゾワッ

RION「暗いな……」

クリーパー「夜桜、松明持ってる?」

夜桜「あ、ごめん……ちょうど切れてた」

クリーパー「そっか、こんな時は火打ち石〜!よし!ルナちゃん頼むよ!」

ルナ「あ!はい」ヒュッ サクッ

RION「おお、ナイフに火をつけて壁にさすのか、賢いな」

クリーパー「まぁねー!」タスタス

夜桜「道が二つに分かれているね、どっちに行く?」

RION「じゃあ俺はルナと一緒に左の道行くわ」

クリーパー「じゃあ僕は夜桜と一緒に右の道だね」

RION「気をつけろよ」

クリーパー「うん!あ、ルナちゃんこれ」

ルナ「これは……?」

クリーパー「チャッカマンだよ、後10分しか保たないけど十分だと思うから渡しておくね」サッ

ルナ「ありがとうございます……」

クリーパー「よし!じゃあね〜RION」

RION「ああ」

【RIONルート】

ルナ「えっと……」カチャカチャ

RION「おお、明るい」タスタス

ルナ「………? 壁に何か書いてある」スッ

RION「女性が描かれてあるね、誰が何を意図して描いたのかわかないけど……これは、十二単かな?」

ルナ「この服……綺麗…」

RION「見蕩れるのもいいけど先を急ごう」トントン

ルナ「はい……」タッタッ

【クリーパールート】

クリーパー「おや、壁に何か描かれてるね」サッ

夜桜「何々?」ササッ

クリーパー「仮面をつけた男性だね、弓と矢を持ってる」

夜桜「本当だ、服は何かの毛皮だね」

クリーパー「白色だ……周りにいる動物の絵からして……兎かな?」

夜桜「えーー!かわいそう」

クリーパー「誰がどのような意図で描いたのだろう……」



33  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/27 23:10
【クリーパールート】

クリーパー「どんどん続いてる……ん?徐々に仮面の男性の近くに女性が近づいていくね」

夜桜「あ、子供が描かれてる」

クリーパー「この文字なんて読むんだ……?」

Mööbel ja printsess Jakutake

夜桜「これ、鬼兵隊のアジトの図書館で……たしか」

夜桜「カグヤ……?」

クリーパー「へーー、日本最古のおとぎ話、竹取物語に出てくる人物だよね」

夜桜「作者はまだ分かっていない……ってやつよね」

クリーパー「まだ続いてる」

クリーパー「あ、子供が消えた」

夜桜「可哀想…何者かに連れ去られてる…猫耳が付いた……なんだろうこれ」

クリーパー「子供が走って逃げてる……あ!転んだ」

夜桜「完全に捕まった……」

夜桜「頭を掴まれてる……気絶した……」

クリーパー「猫が宇宙空間を飛んでる……ブラックホールに投げ込むつもりだ!」

夜桜「あ!仮面をつけた弓矢を持った人に助けられた!」

クリーパー「さっきの人とは違う男性みたいだね」

夜桜「ああ……腕で腹を突き破られて殺されちゃった……」

クリーパー「子供は……青色の星に向かって落ちてる……これって地球?」

夜桜「これが竹取物語……?」

クリーパー「終わったね……」ドンッ!

夜桜「大丈夫?」

クリーパー「いてて……? あぁ…行き止まりか」

夜桜「あ!神龍!」

神龍「夜桜……クリーパー……助けに来てくれたんだね……」ピクピク

クリーパー「当たり前だ!今縄を解く!」ザワザワ

神龍「やっと自由になれた……聞いてくれ、シリウスに僕は連れて行かれたんだ」

クリーパー「シリウスに!?」

夜桜「そんな……」

神龍「早くRIONに知らせないと……」ガクッ

クリーパー「大丈夫か!?」

神龍「いたたた……身体中アザだらけだ……回復するのに時間がかかる」

神龍「クリーパー先行っててくれ、後で向かう」

クリーパー「………分かった」

夜桜「私はここで神龍を守ってるよ」


34  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/27 23:20
【RIONルート】

RION「ガハッ!」ズザァァァ

ルナ「RIONさん!」

RION「こっち来んなぁ!俺一人で十分だ!」ボォォ!

黒シリウス「君の友達……強かったよ」ケラケラ

ジェットニャン「神威先輩めっちゃ強かったよ……黒シリウスと力あわせなきゃ絶対に負けてた……」

黒シリウス「ギラエは……俺が7回復活しないと倒せなかったな〜」ケラケラ

RION「ちくしょう!黒野郎がおおすぎる!」ボォォ!

黒ロゼッタ「フフフ………」シャキィィン

黒秋ニャン「あはは!」ゴロロロ

黒ケータ「この気持ち……いい!」ボォォ

RION「クソ……後ろにまだまだいやがる……(仲間の多さが仇となったか……)」ゼェゼェ

黒ハルル「RIONも黒心を解放してもらいなよ……気持ちいいよ」ニヤニヤ

RION「誰がそんなもん!」バキィ

黒ハルル「グッ!」シユゥゥゥ

RION「火炎ぐるま!」ボォォ!

黒達「ウギャァァァァァ!!」シユゥゥゥ

黒ロゼッタ「死神の鎌!」ズバッ

RION「ガハッ!」ズバッ

黒ロゼッタ「死神の鎌の傷は一生消えない……」ズバッ ズバッ

RION「グファ!!!」ズザァァァ

RION「(まさか、こんな敵の大軍に待ち伏せされてたとは…)」

RION「(だが、こいつら後ろをチラチラ見ながら戦ってる…この奥に、研究所とやらがあるのは確定みたいだ)」

RION「(だが、そこに辿り着けるかどうか……)」

ルナ「RIONさん!やっぱり私も!」

RION「来るな!お前にまで怪我をさせるわけにはいかねぇ!」

RION「それが、あいつとの約束だ!」

黒シリウス「ヒャハハ!笑える友情だぁ!」ゲラゲラ

ルナ「(どうにか…どうにかして…RIONさんを…助けなきゃ!)」

ルナ「え……フゥさんからもらった御守りが……光って」キィィィィィィィン

RION「…………右手が……?」バチチチチィ

RION「この力……雷?」バチチチチィ

フゥ「新しい能力に目覚めたようだね」

ルナ「フゥさん!」

フゥ「また会ったね、ルナちゃん」

ルナ「挨拶なんていいから!RIONさんのこと助けてください!」

フゥ「あぁ、そのことなら……見てほら」

$$「妖狐術・治癒!」キュワワー

RION「し……死神の傷が!」サァァ

黒ロゼッタ「メイ………」キッ

メイ「ロゼッタ………」キッ



35  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/27 23:41
黒オロフミ「消えろ!!RION!!」ギュウウウン

RION「ちっ!一発でも強制成仏を食らったらアウトだ……」バッ バッ

===「俺に任せろ!」ブシャァァ

黒オロフミ「み…水!?」バシャァ

RION「マグロ!黒心が出てなかったのか!?」

マグロ「俺はずっと氷の中に閉じ込められていたが、メイに助けられたんだ!」ブシャァァ

黒オロフミ「!? マグロ……女には攻撃しないんじゃなかったの!?」

マグロ「あ?うるせぇ!オロフミの黒心め!俺は……俺は……黒心のお前なんて見たくねぇんだよ!」ブシャァァ

黒オロフミ「水圧が!」ブシャァァ

黒シリウス「チッ!増援か!ならばまた復活させるのみ!」ポチッ

黒シリウス「!? 反応しないだと!?」

フゥ「残念」バチチチ

黒シリウス「………くそガァァァ!!」ズドォォォォ

黒シリウス「我が計画が……こんなところで、時間を……!」

フゥ「さてと……相手になってもらおうかな」コキコキ

黒シリウス「ああ!?ジェットニャン!」

ジェットニャン「フゥ先輩でしたっけ……?消えてもらいますよ」バッ ガチャ

フゥ「うるせぇ後輩だなぁ…」ドォォン

ジェットニャン「チッ!」ズザァァァ

フゥ「フッ!」シュン シュン シュン

ジェットニャン「くっ!どこから来る!?」ザッ ザッ

フゥ「後ろだ!」ズバァァン

ジェットニャン「ガァァッ!」バチチッ

ジェットニャン「小癪な…!その程度の攻撃で……な、体が……動かな…」

フゥ「残念だったね、俺のレイピアは少しばかり特殊でね、持ち主と合わせることによって効果を発揮するんだ」

フゥ「斬った相手の自由を奪う能力…とかね」

ジェットニャン「ぐ……う」バタッ

フゥ「RION!黒シリウスは!?」

RION「クソ!逃げられた!」

クリーパー「RIONーー!」

RION「クリーパー!無事だったか!」

クリーパー「RION!秘密の扉を見つけた!」

RION「本当か!?」

クリーパー「うん!そして……シリウスがそこに入ってくのを僕は見た!」

RION「でかした!」

黒神威「……」ビュン ズバシュン

フゥ「!? ギィン」

黒神威「…さぁて……祭りの始まりだァ…!」ゴゴゴゴゴ

フゥ「(これは…大変だな)」

フゥ「ルナちゃん!」ガシッ ブンッ

ルナ「きゃああああ!!」

RION「よっと!」バシッ

フゥ「ルナちゃん!RIONと一緒に行くんだ!君はここにいてはダメだ!!」

ルナ「どういう事ですか…!?」

フゥ「今は詳しくは言えない!だがこれだけは言える!」キィン キィン

黒神威「ヒャッハー!」キィン キィン

フゥ「グゥッ!言ったろう!君が主役だって!」

フゥ「その御守り……とても大きな壁にぶち当たった時!中に入ってる豆を食べれば君は……グゥ!」ギギギギ

黒神威「余所見してる暇あんのかァ!?」ギィッ

ルナ「フゥさん!」

フゥ「いいからいけぇぇ!ルナ!」ズバッ ズバッ

ルナ「……!!ありがとうございます!」タッタッタ

クリーパー「時期にここは崩れる……早く秘密扉に行こう!」

RION「ああ!ルナ、行くぞ!」

ルナ「はい!」バッ

フゥ「………それでいい……それでこそ君だ」シュン

黒神威「チッ!てめぇ…力、隠してたな…」

フゥ「ルナちゃんに見られると、色々と厄介なものでね…」

ルナ「輝夜一族の生き残りの力…騎士団で培えた剣技…貴様に見切れるか!?」スゥッ シュン!シュン!

黒神威「グゥッ!」ブシャァァ

黒神威「臨む…ところだァ!」バッ ガキン

メイ「ロゼッタ……墜ちたものですね」パァァ

メイ「いや…今のあなたは黒心ですか…」

黒ロゼッタ「うるさい!うるさい!黙れ!この狐!」

マグロ「消えて……元に戻りやがれ!」ブシャァァ

黒オロフミ「マグロ………!」ブシャァァ


36  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/27 23:46
夜桜「はぁ…はぁ…」フラフラ

クリーパー「夜桜!」バッ

夜桜「クリーパー!」

クリーパー「大丈夫か!?足を怪我して!」

夜桜「ちょっと…黒心達に囲まれて…神龍がいたからどうにかなったけど…」ガクッ

クリーパー「おい夜桜!……すまない!RION、行っててくれ!」

RION「……わかった!」ガチャ

クリーパー「夜桜!」オンブシテイル

クリーパー「神龍!逃げるぞ!」

神龍「アリアイサー!」バッ



・・・・・・・・・・・・・・・・・

RION「ここは………」

ルナ「一面真っ白……」

黒シリウス「いいだろう……ここは」

RION「黒シリウス!?」

黒シリウス「ここは、私が作った無の世界」

RION「無の世界……?」

黒シリウス「そうだ……私を倒さない限り出られないようになっている」

RION「鬼畜仕様め!シリウスはどこだ!」

黒シリウス「シリウスは……そこにいるよ」

シリウス「………………」

RION「シリウス!」

シリウス「……」バッ

RION「シリウス!」

黒シリウス「RIONよ……今から私は、シリウスと合体し最恐の存在となる!」

RION「おい!シリウス!」

シリウス「……………」ギュウウウン



37  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/27 23:56


シリウス「……………」バチッ!バチチ!バチチチ!

黒シリウス「ハハハハハ!!」ズズズ!ズズズッ!ズリュゥ!

RION「ぐっ!眩しい!!」

ルナ「きゃ!」

銀シリウス「ククククク…………フハハハハハ!!!」ボォォォォン!

RIOO「! グハァ!」ズザァァァ

ルナ「きゃ!」ズザァァァ

銀シリウス「凄いぞ……この力……体からありあまりそうだ……」バサッ バサッ

RION「あいつは……本当にシリウスなのか……?」

普通のシリウスはみんなが知っている通りの服……そして肌の色、そして黒シリウスの色は普通のシリウスの正反対の色、しかし……銀シリウスは、背中から4つの翼が生えており、爪が長く、手や足……体までもが、クシャルダオラみたいになり……。顔の半分が黒色になって目が赤く光っているのだ

銀シリウス「我は、シリウスでも黒シリウスでもない……我は銀シリウス!」バサッ バサッ

RION「ならば……!遠慮はいらねぇな!」ダッ

銀シリウス「フッ!」クイッ! ビュオオオオオオ!

RION「グハァァァ!!……いてて……指を動かしただけで、突風が…」

ルナ「大丈夫ですか!くらえ!」ビュン

銀シリウス「投げナイフか……くだらん」クイッ! ビューーーー!

ルナ「きゃ!こっちに向かってきた!」

RION「ルナ!!」ガバッ ザクザク!

ルナ「RI………RIONさん!」

RION「はぁはぁ……グフ……」

銀シリウス「フハハハハハ!弱い…弱い!人間はもろすぎる!」バサッ バサッ

ルナ「あなたも人間でしょ!どうしてこんなひどいことするの!」

銀シリウス「………それは、我にもわからん……強いて言うなら…復讐か」

銀シリウス「RIONに対する復讐という気持ちもあったな……しかも、いまはそんなものどうでもよい」

銀シリウス「高揚が収まらないこの気持ちの前に、復讐心など湧かないわ!こんなもの……ただの暇つぶしにしかならんわ!もはや…な!」ガハハハハ

ルナ「暇つぶし……」ガクッ

銀シリウス「後、我はもう人間じゃない……我は金星に住む、銀鉄竜族!」バァッ!

銀シリウス「貴様ら、非力な人間共は我に勝てるわけがないのだ……フハハハハハ!」バサッ バサッ

ルナ「そ……そんな……」ポロポロ

銀シリウス「絶望で涙が流れるか……フハハハハハ!いいぞ!もっと泣け!泣き喚け!それが我の楽しみ!フハハハハハ!」

ルナ「………さない……」

銀シリウス「ん?なんて言った?」

ルナ「許さない……」

ルナ「皆の黒心を暴走させて……皆に怪我させていて……」

銀シリウス「ふん……貴様が許さないから何が、怒るのだ!貴様は無力なのだよ!」ビュゥン!

・・・
フゥ「もしもの時は、御守りの中にある物を使ってね」スゥッ
・・・

ルナ「私は貴方を許さない!」バリッ! ゴクッ!


キィィィィィィィン キィィィィィィィン キィィィィィィィン キィィィィィィィン キィィィィィィィン

38  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/28 00:00
銀シリウス「風が…跳ね返されてる…だと?」

銀シリウス「何……?体が光っておる……何が起きるのだ」バサッ バサッ

フゥ「始まったようだね」タスタス

銀シリウス「お前は……黒神威とジェットニャンを倒したのか?」

フゥ「まぁ……意外と手こずったけどね」

銀シリウス「ふん……使えない猫に何が鬼平隊の最強の1人だ…笑わせる、おい、お前知っているのだろう……何が起きてる」

フゥ「あれは、君と同じ現象さ……」

銀シリウス「我と同じ現象……?あやつも、異星人の血を引いているのか?」

βフゥβ「うん、まぁね……しかも、ただの異星人じゃあない……ルナちゃんは……彼女は、神と神の子」

銀シリウス「神と神?」

βフゥβ「うん……彼女は……おっと」バッ

キィィィィィィィン! キィィィィィィィン! キィィィィィィィン!

銀シリウス「チッ!」バサァァツ!

ズドォォォォォォォォン!



39  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/28 00:10
カグヤ「………」ファサッ

カグヤ「ここは……」ズキン

カグヤ「うっ!頭が……長い間眠っていたせいなのかの…」

RION「ルナ……?」

カグヤ「誰じゃ…そなたは……」

カグヤ「酷い怪我じゃの……治してやろう」スゥッ バァッ!

RION「体が……」ギュウウウン

銀シリウス「チッ!余計な真似するな!」ブオォォ!

カグヤ「………輝きの盾」スゥッ

銀シリウス「なっ!」バリィ!バリィ!

銀シリウス「(俺のカマイタチが…返された……しかも、威力を高くされて…だと!?)」

カグヤ「ほう……そなた、銀鉄竜族か……!懐かしいのぉ」パァァ

フゥ「(思い出してきたか……?)」

銀シリウス「お前なんてしらねぇよ……」バサッ シュン

カグヤ「むぅ……別人か……銀鉄と同じだと思ったのがなぁ」キィィィィィィィン

銀シリウス「なっ!避けきれな……」ズザァァァ

カグヤ「今の避けきれないとは…期待はずれじゃのぉ……まだそなた、幼体じゃな」

銀シリウス「うるせぇぇ!このアマァ!!」ビュン! ビュン!

カグヤ「アマとな……?」バッ バッ

銀シリウス「くらえぇ!!」ブォォォォォ!

カグヤ「やれやれ……」クルッ キィィィィィィィン

銀シリウス「ウギャァァァァァ!」 バチチチチチチチッ!

銀シリウス「この…ババァ!調子乗りやがって!」

カグヤ「妾はまだ……!まだ!20代にもなっておらんわぁ!」ズドォォォォ

フゥ「ちょっ!死ぬ!」ズドォォォォ


40  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/28 00:17

銀シリウス「はぁはぁ……コケにしやがって」ボロボロ

カグヤ「はて……?そうした覚えはないがのう」ピンピン

銀シリウス「この一撃に全てかける……銀鉄竜族奥義!刃物の嵐!」ビリュンビリュン

RION「なんだあれは……!?」

銀シリウス「フハハハハハ!!いくら貴様でも、この量の刃物は防ぎきれないだろう!」バサッ バサッ

カグヤ「たしかに……きついかもしれない……」キィィィィィィィン

銀シリウス「しねぇぇぇ!!」ブォォォォォ シュッパァァァ

カグヤ「まあ……こんなもの、妾が本気を出せば済むこと」ゴゴゴゴゴ

カグヤ「月光!」キラキラキラ

カグヤ「輝きなり、月よ……今こそ妾に全ての力を………」ジャッゴォォン

銀シリウス「な…なんだ?あいつの周りに丸い玉が……」

RION「なんだあれ……」

フゥ「あれは、超重力エネルギーの塊さ、通称、惑星玉」

RION「惑星玉?」

フゥ「あれがたまればたまるほど……カグヤ様は強くなる」

RION「一つ一つ重なっていって……大きな塊に…」

フゥ「さて、そろそろ離れないと、巻き込まれるよ」

RION「え?結構、距離あるぞ」

フゥ「いいからいいから」

フゥ「刻印バリア!」ギュウウウン

フゥ「……耐えれるかな」ドキドキ


41  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/06/28 00:23
銀シリウス「がぁぁ!!!!!」

銀シリウス「体が!焼ける!ぐぅぅ!!」

カグヤ「………」ホロリ

RION「ぐおおおお!!!なんだこの爆発はぁぁぁ!!」

フゥ「だから言ったでしょ……」ギチチチチチ

RION「……今、ルナ、泣いてなかったか?」

フゥ「今の状態はカグヤ姫だよ」

フゥ「まぁ……自分の友人が…あんな感じになってたらね…」

RION「友人…?」

フゥ「こっちの話さ…さてと、RION、バリア限界に近いから、RIONもバリア貼って、はらなきゃ死ぬ」

RION「ええええええ!?!?」

42  名前:ロゼッタ@メイ ID:KEJENGAI  2017/07/04 10:01
「さあ、着いたよ。ここが今日から君が過ごす場所だ」

夜桜に連れてこられたのは一般的には孤児院と呼ばれる施設。
しかしただの孤児院ではないようで。

案内されている時に見かけた子供たちは皆武器を振るい、魔術の練習をしていた。

「ここは戦争で親を失った子供たちを集め、この先生きるための力をつける施設さ。君もいずれ、彼らのように戦う術を学ぶ」

少年が聞くよりも先に、夜桜が口を開く。

「戦う、術…」

「君は素質がある。だから私はここに君を連れてきたんだ。素質がないならあの時君を助けただけで終わってた」

「そう、ですか」

寝床を案内され、武器を受け取り、少年は――』





「…ここから先は・・・ほとんど変わらないな。孤児院での生活が淡々と綴られているだけで何の進展もない」

男はページをパラパラとめくる。
そしてようやく、進展のあるページを発見した。






43  名前:ロゼッタ@メイ ID:KEJENGAI  2017/07/04 11:01
『「やあ。君、数か月前にここに来た子だよね。俺は神威。君の名前は?」

朝、少年が食堂に向かっていると一人の少年に声をかけられる。
神威と名乗ったサーモンピンクの髪色の少年は少年の顔を覗き込み名を問う。

「RION。RIONって言うんだ」

「へー。いい名だ。同じと生活してるんだ、仲良くしようよ。RION」

「・・・別に、いい、けど」

「やった!よろしくね、RION」

「よろ、しく」

「さーて、今日の朝ご飯はなーにかなー?」

そう呟きながら、神威は少年―RIONを追い越していった。
それから二人はだんだんと友好な関係となる。
その仲はあの時までずっと続いていた。』


「・・・あの時?」

男には、本に綴られた"あの時"の意味が分からなかった。
だが、それも読み進めていけばいずれ明らかになるだろう、と判断し男は再び進展があるところまで本を読み進める。


「また、戦が再開するみたいだよ」

「…また、か」

RIONがここに来てからも休戦と再開を繰り返していたゲムト国と他国との戦争。
力のあるなしに関係なく、無差別に男たちは戦場へと送られてゆく。
それは、RIONたちも例外ではなかった。
夜桜たちに教えられた"戦う術"は戦場で最大限に活用され、多くの敵兵を殺していった。
日々武器を振るい、返り血を浴びる日々。
RIONはこんな毎日を、内心とても楽しんでいた。
自分が斬れば相手は血を流して倒れてゆく。
自分が死地を潜り抜けるたび、自分は強いのだと実感していた。
銃弾も、魔術すらも避け相手の命を奪う自分が。
しかし、その自惚れはとある出来事により消えていった。

いつものように戦場へ赴き敵兵をなぎ倒していた時の事。
RIONは幹部の一人と遭遇したのだ。
もちろん、彼はその幹部と戦った。
激戦の末、RIONが勝利した。
が、その勝利と引き換えにRIONは左目を失った。
しかし左目を失った後、彼が不便することはなかった。
彼は幹部から、左目の代わりとしてあるものを奪っていた。

"瞳術"、後に彼はその左目の代わりである能力をそう呼ぶ。
その能力は左目の代わり以上に役立っていたという。』




44  名前:ロゼッタ@メイ ID:KEJENGAI  2017/07/05 09:59
『しかし、勝利したとはいえRIONは相当のダメージを受けており、もう少しで相討ちとなるところだった。
死にかけの状態で本拠に戻ろうとしていた途中、RIONの胸を一つの銃弾が貫く。
そしてRIONは倒れ、その生涯に幕を下ろした、と思われたのだが、神威に発見され本拠に運ばれた彼は翌日なんともなかったかのように戦場を駆け抜けていた。


RION達が戦い始めてからしばらくして、再び休戦が言い渡される。
夜桜の教え子たちの多くは戦地から生きて帰り、教え子と共に戦地に赴いた夜桜本人も無事帰還していた。
この件により、RIONの自惚れはだんだんと無くなる。
が、大怪我を負う前の彼ならやらないようなこともするようになったという。
敵兵に情けをかけたり、その反面敵兵の遺体を見ていられない程ぐちゃぐちゃにしたり。
まるで、RIONになりすました何者かなのではないか、神威はそう仲間に話していたこともあったようだ。

RIONらが生まれる前から休戦、再開を繰り返していたこのゲムト国の戦争。
神威は夜桜にいつから戦争が始まったのか聞くと、彼女からはこんな答えが返ってきた。

「…恐らく、私がこの肉体に転生してすぐのことだろうね」

「…転生?」

「私の種族は本来は人間と同じくらいの長さでしか生きられないんだ。でも、転生すればちょっとの記憶"だけ"を引き継いで新しく生まれ変われるんだ。」

「ちょっとの記憶、だけ…」

「そう。だからこの姿も、転生する前とは能力も違うんだ。せっかく覚えた術も、友情も、転生すればリセットされる」

長い黒髪をいじりながら、夜桜は寂しげにそういった。


45  名前:ロゼッタ@メイ ID:KEJENGAI  2017/07/05 16:43
まるで、RIONに成りすました何者かなのではないか、 ✖
まるで、何者かがRIONに成りすましているようだ   〇

46  名前:ロゼッタ@メイ ID:KEJENGAI  2017/07/06 08:36
RION編
第1.5話「実験体の少年」

「…ふぅ」

ずっと立ち読みをし続けていたせいで、少し疲れが来たようだ。
男は椅子と机の一部の埃を払いのけ、そこに腰を下ろした。
そして、そこで新たな本を見つける。
どうやら、神威の本のようだ。
話の流れはRIONとほぼ一緒だろうと、男は冒頭のみを読むことにした。

『彼は、今日も無機質な部屋にいた。
何もなく、白く冷たい部屋の中で一人。
物心ついたときには、既にここにいた。
毎日得体のしれない薬の実験に利用され、仲間たちはほとんどがあいつらの薬によって死んでいった。
生きてはいるが、悍ましいものへと姿を変えられ、意思疎通ができなくなってしまった者もいる。

少年は今日も一人、広い部屋の隅にいた

ある日、少年はまた実験室に連れてこられる。今回の実験は薬ではないようだ。
これを使用した実験体は誰もが実験直後に亡くなった――神威に"なにか"を埋め込んだ女はそう告げる。
今まで数多の薬の実験体として薬の作用に苦しみつつも耐えてきた自分だったが、今度こそは死ぬかも―



―いや、死ねるかもしれない。
神威は、何もかも嫌になっていた。
親に売られ、薬漬けの日々。
どんなに耐性のあった者も、この実験で死んだのだ。これで、苦しみから解放される。

47  名前:ロゼッタ@メイ ID:KEJENGAI  2017/07/06 09:06
だが、研究者からあがったのは歓喜の声だった。

神威は死ねなかった。
神威は、この実験に耐えてしまったのだ。

「なんで!!なんで耐えちゃったんだよ!!
なんで…死ねないんだよ…」

夜、神威は壁を殴り自分の耐性の強さを恨んだ。
神威の体に限界がなくとも、精神はとっくに限界を迎えていた。

次の朝に再び行われようとしていた実験。
研究員が部屋の鍵を開け、神威を実験室に連れていく。

その最中、神威は久々に抵抗をした。
この施設に来て、物心をもって、実験台にされ始めた頃以来の抵抗を。

なんとか研究員から逃れ、必死になり出口を探した。

薬ごときで死ねないのならば、せめて自由になりたい、そう願いながら。

だがここは大きな研究所。施設内はとてつもなく広く、追っ手も多数いることだろう。
それでも走り、あがき、時には血を浴びて。
神威はようやく出口と思わしき場所に辿り着いた。
しかし、そこは隔離されたかつての実験体の巣窟だった。
目前にはかつて人間だった化け物。
背後には追っ手。
もう駄目だ、そう思い目を閉じても、痛みはやってこなかった。
そのかわり、痛みがやってきたのは研究員の方。
意思の疎通はできなくとも、研究員を恨む気持ちは同じようだ。

「……ありがとう!」

神威は、研究員だった肉塊をぐちゃ、と踏み越えて外が見える扉を潜り抜けた。』


48  名前:ロゼッタ@メイ ID:KEJENGAI  2017/07/06 09:12
『施設を逃げ出した彼の目の前に広がったのは、戦火に包まれた街。
施設から逃げても、外の世界に出ても地獄。
神威の心は絶望に包まれ、ただ笑うことしかできなかった』


「…そして、街を彷徨っているうちに夜桜に拾われた…ということか」

男は神威の本をぱたり、と閉じて、背伸びをした。
そして再び、RIONの本を読み始めた。

49  名前:ロゼッタ@メイ ID:BBHLAGOH  2017/07/07 11:02
RION編
第2話「奇襲」

『RIONらが帰還し、少しの時が経った日の夜。

突如、仲間の部屋から悲鳴が響く。
それに気づいたRIONは武器を持ち、同じく悲鳴に気づいて起きた神威と共に悲鳴のあった部屋を覗く。
そこには、血を流し冷たくなった仲間がいた。

「…敵国の奇襲?…いや、今は休戦中だ。それはない」

「…ただ、この国に住む何者かが俺たちの寝首をかきに来たって可能性もあるかもよ」

「…なんにせよ、警戒しねェとか」

その後警戒しつつ仲間たちの部屋を全て回ったが、ほぼ全員が死んでいた。
遺体の共通点は、同じ部位に切り傷と刺し跡を負っていること。
喉に切り傷、心臓に刺し跡。

「…ここにいるのは危険か。とにかくこの施設を脱出するぞ」

「それが良さそうだね」

RIONは剣を、神威は拳銃を手に、息を潜め二階から一階へと降りる。
どうやら仲間を襲った"何者か"は一階にいるようだ。
一階と二階を繋ぐ階段のふもとに倒れていた仲間の遺体が、ブーツを手にしていた。
それはどう考えても仲間たちのものではなく、かつ女性のもの。
女性といえど手練れの仲間らが次々と殺されているのだ。相手は仲間以上の実力を持っているはず。
今は自らの命を優先しなくてはならない。

発見しても狙わずに逃げることを優先することを神威に伝え、一直線に出口を目指す。
その道中、神威は怪しい人影を見つけた。
仲間のものでもない、孤児院の者ではないであろう人型の影。

神威は外に出る直前、その影に狙いを定め――

そして、相手の右肩を撃った。

「夜桜さん、無事だといいね。今頃こっち向かってる頃だろうし」

孤児院を離れ、遠くの地に出掛けていた夜桜。
彼女だけでも、無事だといいのだが。

「そう言ってる場合か。万が一相手を見つけても狙わずに逃げることを優先しろっつたろ」

「狙うな、とは言われてないからね」

「…ったく」

こうして、二人は育った施設を離れる。
これは後でわかったことなのだが、夜桜は無事だったようだ。
しかし襲撃は受けたようで、多少の負傷はあった、そう二人の耳に届いた。




50  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/07/07 18:28
シリウス「が…あ……」バタッ

RION「っ!シリウス!」ダッ

カグヤ「……!!危ない!」シュンッ

ザクゥッ!!

カグヤ「ぐ……うぅ…」シュウウウ

ルナ「あ…あれ……」バタッ

RION「!? ルナ!」

????「不意打ち失敗か…まぁ、いい、月娘に戻せたのは良い」

フゥ「……」シュタッ

????「ふふ…そう怖い顔を取るな、折角の輝夜一族特有のイケメン顔が崩れてるぞ」

RION「誰だお前っ!」

????「くく…情報を教えるのも、また愉悦、俺の名はクロヤミ」

クロヤミ「底の無い深き闇から出づる者だ」ニィッ

フゥ「(クロヤミ…?まさか…!)」

クロヤミ「さて、カグヤがいない今がチャンスというものだなぁ」ギュウウウウン

RION「っ!」ザッ

フゥ「やばい!」ズバァン

クロヤミ「ブラックホール」ズドォォォォォン

51  名前:ロゼッタ@メイ ID:BBHLAGOH  2017/07/07 19:18
「…ねえ、RION。どうする?この先」

まだ日も昇りかけの時間帯。
偶然通りかかった馬車にのりこみ、その馬車で、武器だけを持った二人は会話をしていた。

「ゲムト国は離れるしかねェな。いつだって戦う覚悟はできてはいるが、戦争なんざやってらんねェ」

「同感。毎日ぶっ続けで戦うのはちょっと疲れるしね」

「…どこにいくか」

RIONのその発言を最後に、二人の間に沈黙が流れる。
のどかな川沿いの道を走る二人を乗せた馬車は、外から見える景色が赤く染まる夕暮れ頃の時間帯に突如止まった。

「お客さん。確か目的地はない、っておっしゃってましたよね。ゲムト国の外ならどこでもいいってだけで」

馬車を引いていた金髪の少女が振り返り二人に問いかける。
RIONは静かにうなずき、神威はそうだよ、と返事をした。

「なら、ここ妖徒街に泊まってはどうですか?ここ、私の家がありまして。もしよかったら一晩泊まっていきませんか?運賃も宿泊代もいただきませんよ」

「ありがたいけど…いいのかい?見ず知らずの男二人を泊めちゃって」

「いいんですよ。私しかいませんし」

「尚更ヤバいんじゃない!?」

「神威、ここはこの娘の言葉に甘えようぜ」

会話が途切れた後からずっと黙っていたRIONが口を開いた。
本気!?と驚愕を隠せずにいる神威をスルーしてRIONは話を続ける。

「どうやら、この妖徒街…いや、この街がある国にゃ特殊な力が働いてるようだ」

「…え?……ほんとだ」

ゲムトにはなかった見えない何かが自分を包むような感覚。
余程意識しなければ気づけないほどに薄いこの"何か"が、RIONの言う特殊な力のようだ。

「この力は妖徒街、そしてこの街がある牙魔国全体で働いている力なんです」

「どんな効果があるの?この牙魔国に働く力、ってのは」

「この力は自らが持つ能力を若干強化したり…やましい気持ちでこちらに近づいてきた異性を跳ねのけたり。色んな効果がありますが、代表的なのはこの二つでしょうか」

「…なるほど。この力があるから、万が一俺らが君を襲いに来てもガードできるってことか」

「そういうことです。私の家はこっちですよ」

この国に働く力の説明を少女から聞いていると、いつの間にか民家が立ち並ぶエリアを歩いていた。
民家のほとんどが煉瓦造りの家で、それは少女の家も例外ではなかった。
赤煉瓦の小さな家で、一人暮らしにはちょうどいい広さをしていた。
少女は二人を客室に案内すると、まだやることがあるといい靴を履き玄関のドアノブに手をかける。

「待って!君の名前、なんて言うの?」

「私ですか?私の名前は美音。美しいの美に、音の音です。ごめんなさい、馬を返しにいかないといけないので…!」

そういって、少女美音はドアを開いて飛び出していった。



52  名前:ロゼッタ@メイ ID:BBHLAGOH  2017/07/08 18:59
夜。照明に照らされた民家で美音は客人二人と食事をしていた。

「…では、RIONさんたちは武器を使った戦闘に長けているのですね。かっこいい…」

美音の作ったクリームシチューを食べながら、それぞれのことを互いに話していた。

「かっこいい…んなこと言われたのは初めてだな」

「照れちゃうなぁ」

「私なんて物体を瞬間移動させることしかできないんですよ!?逃げることしかできない私にとって立ち向かえる力がある二人はかっこいいし尊敬します!」

きらきらと瞳を輝かせ、美音は二人を見つめる。

「にしても、これおいしいね」

「でしょう?得意料理なんですよ」

自信げに美音は胸を張る。そんな彼女に、先ほどまで大盛りのシチューが入っていた空の器が差し出された。
呆気に取られている美音に一言、神威はこう言った。



「おかわり」


と。





53  名前:ロゼッタ@メイ ID:BBHLAGOH  2017/07/10 10:58
早朝。
美音が起床し客室を覗くと、そこにRIONと神威はいなかった。
テーブルには書き置きが残されており、書き置きに使われたメモ用紙にはこう書かれていた。

『妖徒街を回ってくる。朝食の時間位には戻ってくる』

と。






一方妖徒街を探索していた神威とRION。
あの夜飯のあと、美音はしばらくここにいていい、と言ってくれていた。
あの娘の作る飯は旨い。対応もいいものだ。だが何日も世話になるつもりはなく、ここに住むと決めた以上早いところ居住を見つけないと、RIONはそう思っていた。

この探索は、居住探しを兼ねたものだった。


「まだまともに民度とか雰囲気とか把握しきれてないのに決めちゃってよかったの?」

「いいんだよ。俺はここでガキの頃からの夢を叶えるんだ」

「ふぅん。RIONにも夢なんてものがあったんだね」

「ったりめーだろ」

そういって、RIONは何年振りかの笑みを見せた。


54  名前:ロゼッタ@メイ ID:BBHLAGOH  2017/07/11 14:26
「ねぇ、RION。此処なんてどうかな?」

神威が指差した先には大きな館。古いが、修復すれば住めないこともなさそうだ。

「古くてもまだ誰かが居る、ってこともあんだろうが。他当たるぞ」 

「あっ、待ってよ。なんか看板があるよ」

神威がRIONを引っ張り、看板がある位置まで誘導する。
彼の言う通りそこには看板があり、その看板にはこう書かれていた。

『旧騎士団本拠』

「騎士団…?」

「ねぇ、あの子の家の近くにでっかい建物あったでしょ?」

RIONが記憶をたどると、確かに彼女の家の近くには大きな建物があった。
そこはなんらかのグループの本拠のようで。

「名前は確か…騎士団…騎士団…!」

「決まり、俺たちはここを居住として、ここでRIONの夢を叶える!」

「気がはえーぞ。まずはこの騎士団とやらにここを使う許可をもらわねェとだ」

「ああ、そっか」

RIONが踵を返し、美音の家へと向かう。
時刻は、もうじき朝食の時間だろう。




「おかえりなさい。朝ご飯、ちょうど出来上がりましたよ」

「おおっ!メニューはなにかな?」

「お楽しみです。さ、席に座ってください」

エプロン姿の美音が、二人に微笑んだ。
神威は一直線に椅子に座り、RIONも静かに席に着く。
やがて美音がもってきたものは、艶のある白米においしそうなサバの味噌煮、味噌汁などといった和食の類に入るもの。
三人は手を合わせて、食事を始めた。


55  名前:ロゼッタ@メイ ID:BBHLAGOH  2017/07/11 15:13
「さて。いくぞ神威」

「はーい」

食事を終え、二人は現在騎士団の本拠前に立っていた。
まるで城の外壁を眺めている気分だ、と神威が呟く。
直後、RIONの肩に手が置かれた。

「君たち、ここあるふぁ騎士団になにか用かい?」

「!!…あんたは?」

突如背後から声をかけられ、反射的に警戒をするRION。相手が丸腰、かつ両手をあげ敵意がないことがわかり、すぐに警戒を解く。

「俺はトゥ。ここあるふぁ騎士団の団長だ」

「そうか、なら話が早い。旧本拠を俺たちに使わせてほしいんだ」

「旧本拠を?…ふむ。とりあえず、詳しい話は団長室で聞こうか。立ち話は今の季節辛いから」

重たそうな扉を開き、トゥと名乗った青年に連れられ騎士団本拠内部を歩く二人。
洒落た家具が置かれた団長室に通され、ソファに座る。

「…それで、なんで旧本拠を使おうと?」

「居住が欲しいのと、新しく組織を作りたくてな。ちょうどいい空き家を探してたらアンタんとこの旧本拠を見つけたんだ」

トゥはしばらく考えた後、結論を出した。
その答えは、こちらの条件を飲んでくれればあとは好きにしてくれ、といったもの。
トゥのいう条件とは、旧本拠に残っている資料を運び出すのを手伝ってほしい、というもの。

「まだこの新本拠はできて日が浅くてね。旧本拠から資料やらを運び出してる途中なんだよ」

「わかった。一時間後くらいに旧本拠で…でいいか?」

「ああ。そうしようか」



「あるふぁ騎士団…」

男は、その団の名前に覚えがあった。
トゥという名にも、懐かしさを感じた。

だがなにも思い出せない。
思い出そうとすると頭痛がする。
男は諦めページをめくったが、次のページも、そのまた次のページも破り取られていた。
黒く塗りつぶされた文もあり、ようやく読めたページは騎士団の資料が運ばれた後の話。

どうやら、そろそろ設定された過去の章が終わるようだ。


56  名前:フゥ ID:AGIMMENE  2017/07/23 16:39
もしかして連続書き込み規制入ってる?

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